腹膜内或いは全身に免疫賦活薬や制癌薬などが投与されます。 また腹腔内持続温熱灌流法と言われる化学療法で制癌薬と温熱療法を組み合わせた治療方法も採用されます。 末期癌由来であるため、どの治療法も一時的な措置となりその有効性に希望は持てません。 従って見通しも悪いものとなっています。 末期下では、外科的手術や抗癌薬による治療は行われないため、不安の解消や疼痛を鎮めるための処置が中心的な ものとなります。 腹水は間欠的に少しずつ行う必要性があり、これは利尿薬の有効性があまり認められないためです。 尚、腹水との識別は必要ですが、通常血性、或いは黄色を帯びた腹水が原発癌巣と共に末期が確認されれば、 癌性腹膜炎の可能性が高くなります。 症状 癌性腹膜炎(がんせいふくまくえん)においてもお腹の張りや下腹部の痛み、下痢といった消化障害、微熱などが 示されます。 また腹水貯留が特徴的な症状となります。 原因 本症は末期癌がことの起こりとされていて、漿膜面に悪性腫瘍が浸潤性に発達していきます。 つまり腹腔内において腫瘍細胞が散らばったり、癌がリンパ或いは血液を通じて腹膜へ転移した形を言います。 胃、胆道、膵臓、大腸、肝臓、卵巣の順番に原発病巣が多くなっています。 腹膜に浸潤する癌はその多くが腺癌がことの起こりとされていますが、他にも骨髄、リンパ系由来の腫瘍も浸潤するに 至ります。様々な大きさの結節及び腫瘤を腹膜において発生させ、癌性腹水貯留が特徴になっています。